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アスベスト含有建材に関する調査について
解体予定の建物に、アスベストを含む建材が使われているかの調査です。
安全に工事を進めるために大切な調査で、建物の種類によっては法律上必須な場合もあります。
また、施主様は法律上この事前調査に協力をする義務があります。
詳しい情報
「アスベスト」とは？
アスベストは鉱物の一種で、石綿（せきめん・いしわた）と呼ばれることもあります。
安価・加工がしやすい・耐火性能が優れているといった理由から、古くから建築材料に多く利用されてきました。
しかし近年、人がアスベストを吸い込むことにより健康被害が引き起こされることがわかりました。
平成 18 年 9 月以降、石綿の含有量が 0.1 重量% を超えるほぼすべてのものの製造が禁止されています。
禁止される以前に建てられた建物の解体をする際には、その取り扱いに注意が必要です。
調査では具体的にどんなことをするの？
この調査では、以下の 3 つの方法を組み合わせて行うことが法律（大気汚染防止法）により規定されています。
- 設計図書その他書面による調査
- 現地での目視による調査
- 分析による調査
またこの調査には専門的な知識が必要です。
2023 年 10 月以降は、資格を持った人による調査が義務付けられます。
調査はいつ行った方がいいの？
クラッソーネをご利用のお客様には、アスベスト調査は工事請負契約の前に行っていただくようにオススメしています。
アスベストの除却・処分費用は高く、アスベストが建材に含まれるかどうかが工事金額に大きく影響するためです。
契約後のトラブルを未然に防ぐためにも、事前のアスベスト調査にご協力ください。
調査について、わたし（工事の施主）は何をすればいいの？
建材を調査するために、解体予定の建物の設計図を求められることがあります。
工事会社から連絡がありましたら、お貸しいただきますようよろしくお願いいたします。
また、より詳細な調査をするにあたって解体予定の建物を一部傷つけなければならないことがあります。
- 目視での調査の場合...建材を一部破壊してその裏面を調査します。
- 分析での調査の場合...試料を採取するために建物の一部を傷つけます。
加えて調査にあたっては調査費用がかかり、こちらは基本的にはお客様（施主）の負担となります。
調査方法やその費用については、工事会社と事前にしっかりと確認をしていただくようお願いいたします。